Content Repository 7をリリース!!
MintJamsはアプリケーション制作の手順を、より簡単に、より身近なものにすることを目指して活動しています。今日に至るまで、その目標に向かって順調に進んでおり、コンテンツ管理ソフトウェアであるContent Repositoryも、新機能を追加してバージョン 7をリリースすることができました。 シンプルなコンテンツ管理ソフトウェアとして誕生したContent Repositoryですが、バージョン 3でウェブコンテンツ管理(WCM)、バージョン 5でビジネスプロセス管理(BPM)、バージョン 6ではエンタープライズ統合(EIP)という大きな機能追加があり、単にコンテンツを管理するだけのソフトウェアではなくなりました。 そして今、ご覧頂いているのは、このソフトウェアの新たな章の最初の一歩です。例えば、新機能を取り込めるように検索機能を完全に最新化するには、新しいテクノロジーに移行する必要がありました。特に再構築されたリポジトリーと検索エンジンよって、サジェスターとファセット検索が可能になりました。 Content Repositoryの既存ユーザーへの影響を避けるため、今後ソフトウェアの他の部分を段階的にアップデートしていく予定です。
新たに搭載された機能
ここからはContent Repository 7の新機能をご紹介します。
Repository
単一リポジトリー内に複数のワークスペースを作成可能になりました。今後ウェブトップがアップデートされることにより、ウェブトップからワークスペースの追加と削除が可能になる予定です。
Workspace
コンテンツの更新がOSGi Event Adminに通知されるようになりました。エンタープライズ統合機能と組み合わせて使うことで、コンテンツの更新をトリガーにビジネスプロセスを起動し、バックグランド処理や外部システムへの連携などの処理が可能になりました。
Query Manager
サジェスター、ファセット検索のために、XPathクエリーにauto complete句、facet accumulate句が追加されました。
外部の検索エンジンへコンテンツの同期が必要なくなり、Content Repository 7内部の検索エンジンだけを使用して、サジェスターとファセット検索が可能になりました。
Content Loader
Content Repository 7起動時に、deployフォルダーに保存されているファイルがワークスペースに読み込まれるようになりました。
変更になった機能
ここからはContent Repository 7で変更になった機能をご紹介します。
SAML認証へ対応
ログインの仕組みがSAML認証に変更になりました。外部のSAML 2.0認証システムにContent Repository 7を統合できます。 二要素認証はこれまで通りContent Repository 7に実装されています。
アップデートによる影響について
今回のアップデートでは、既存ユーザーの作成したカスタムアプリケーションへの影響を避けるため、Content Repository API、Webtop APIが変更点を吸収しています。
Content Repository 6のエクスポートファイルを読み込むことができますので、アップグレード時のデータ移行も簡単です。
Content Repository 7を使ってみる
この記事では、Content Repository 7の新機能と変更点をご紹介させて頂きました。Content Repository 7を使うと、ドキュメントを共有したり、ウェブサイトを公開したり、ビジネスプロセスを最適化したりできます。早速、Content Repository 7を入手して活用してみてください。 Content Repository 7を入手する
オープンソース
Content Repository 7はオープンソースソフトウェアをベースにしています。 cms0のプロジェクトページはこちら オープンソースソフトウェア(OSS)モデルは、誰もがソフトウェアと知識を効率的かつ効果的に作成、交換、共有、活用するためのツールとプロセスを提供します。MintJamsはオープンソフトウェア事業において、情報の取り扱いとアクセスのためのオープンで相互運用可能な差別のない基準の開発と使用を支援することで、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に取り組んでいます。MintJamsが公開しているソフトウェアはGitHubからダウンロードでき、誰でも自由に使用できます。