ワークフローにショートプログラムを埋め込む
巻紙アイコンの付いたスクリプトタスクは、プロセスエンジン自体によって実行される自動化処理です。
プロセスエンジンは通常、ワークフローの実行でビジー状態にあるため、スクリプトタスクは比較的時間のかからない単純な機能で使用されます。
スクリプトタスクでは、Groovy や EcmaScript を実行できます。
実装は BPMN ワークフローの XML に埋め込まれたショートプログラムです。したがって、スクリプトを変更するとワークフローのバージョンが更新され、履歴が作成されます。
このため、頻繁に変更されるような機能での使用は推奨されませんが、固定された数行のプログラムを実行したり、プロジェクト初期段階でのプロトタイピングに使用できます。
スクリプトタスクを作成する
EcmaScript を実行する場合は、「Script Format」に「ecmascript」を入力します。
プロセス変数を取得または設定する
プロセス変数をスクリプト内で使用できます。
プロセス変数を取得または設定するには、execution オブジェクトを使います。
// variable1 を取得
def variable1 = execution.getVariable("variable1");
// variable1 を設定
execution.setVariable("variable1", "my variable value");